SSブログ

かいじゅうたちのいたところ [映画]

週末に久しぶりに映画館で「かいじゅうたちのいるところ」を観た。
原作は読んだことがないけど、予告編でArcade FireのWake Upが使用されていて興味を持ったのがきっかけ。
事前の調べで、本編ではWake Upが流れることはないようだが、
音楽はYeah Yeah Yeahs のカレンOが担当するとの情報を得た。
Arcade Fireが使われないのは残念だけど、カレンOならそれはそれで楽しみ。話もおもしろそう。

上記に書いたように、原作に対する知識はゼロだったので、
久々にワクワクする映画に出会えるかな~といった期待だった。

話はそれるけど、ワクワクする映画No.1といえば、個人的にはグーニーズ!
こんなに心が躍る映画はないなぁ。
たぶん誰もが1つは持っているであろう、
小学生の頃に何度も観ていて未だに初めて観たときと同じ感動を味わえる映画。
僕の場合はダントツでグーニーズです。
マイキー(ショーン・アスティン)がロード・オブ・ザ・リングのサムだと知った時の
衝撃といったら、、、 笑
そして24で再び観たときの衝撃、、 笑
でも、昔の子役が今も第一線にいる姿はなんだかうれしく思います。
グーニーズ2の作成話は消えてしまったのだろうか、、、

話を戻そう。
ワクワクする映画だと思っていたのだが、観たらぜんぜん違っていた。
話はだいぶシリアスでリアルだった。
もちろん「かいじゅう」というファンタジー要素はあるのだが、リアルな話だった。
「家族の離散」「いじめ」など現代人が抱える問題を少年(マックス)の視点で描いている映画だ。
(原作が作られたのは60年代に作成されているようだ。欧米ではそのころから社会問題になっていたのだろう)
「幸せな時間がずっと続くことを夢見る気持ち」
「家族が絶えず自分を守ってくれると信じる気持ち」
「気付かずに誰かを苦しめてしまうことがあること」
「皆がそれぞれの苦悩を抱えていること」
そんな気持ちを自分と同じ様なかいじゅう「キャロル」を通して知り、
成長していく話に感じた。
今の自分にも通じる部分があり、観ていてマックスの苦しみが、キャロルの苦しみが
自分の苦しみのように感じた。
でも、マックスの家族は、キャロルの仲間は当人以上に苦しかったのかもしれない。
苦しむ大切な人を見る以上につらいことなんかない。
自分ももっと支えられている事に感謝したいと思った。

しかしこの映画、マーケティングを間違えてはいないだろうか??
あきらかに子供向けではない。
特に家族で映画を観に来るような幸せな家族向けではない。
だってかいじゅうがところどころ怖い!「かいじゅう」じゃなくて「怪獣」だろうって思う、、
Wikipediaを観ると、本国では製作後に試写したところ子供のウケがいまいちで、
公開延期・修正・編集しらしいが、、、
ただ「子供がこの映画を観ても何も伝わらない」なんてことは思わない。
きっと、ここから得た気持ちを前向きな力に変えられる子供もいるだろう。
しかし、映画としては「昔子供だった大人」、
もしくは「大人になりきれない大人」が観る映画だろうなぁ。
なのでそんな大人の方は観る価値がると思います。

原作も読んでみたいと思います。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。